事業計画書は起業を成功に導く重要なメソッド!何故書くべきなのかを解説します。

事業計画書は、あなたの起業の成功の鍵を握っています。持続的な経営を実現するためには、まずは事業計画書を作ることから始まります。何故ならば、事業計画書には起業を成功に導くために不可欠な3つの要素を盛り込まれているからです起業にはリスクが多く、尻込みしてしまっている人も多いはず。もし、そのリスクを事前に低減できるとしたら…?

起業を成功に導く大事な3つの要素とは

起業予定のけいご

うわっ!なんだかとっつきにくい導入ですね…。はっきり言って事業計画書なんて面倒くさい!お金借りるときとか必要なときだけに作ればいいじゃん!と思います…

おおくぼ
(行政書士)

面倒くさい!とか言ってる場合ではありません。ここで計画を立てる数時間を省略したために、倒産した場合の倒産手続きの方がよっぽど面倒臭いですから!

事業を成功させるための要素を考えたことはありますか?“何を成功と位置付けるか”については、人それぞれかと思いますが、起業に興味を持っているあなたなら心に答えを持っているはずです。

「今より所得を上げたい!」「社会に貢献したい!」「自分の商品・サービスで人を幸せにしたい」「組織にしばられず自由に働きたい!」「周りから尊敬されたい!」

何を成功と位置付けてもよいと思います。その成功を実現し続けるためには、あなたの事業が持続し続けなければならないことは事実です。ここでは、あなたの成功達成するために持続的な経営を実現するための要素について説明します。

あなたの起業・事業を成功に導く3つの要素は「仕組み」・「お金」・「行動」です。この3つ無くして事業の継続はあり得ません。例えば、持続的な経営を行うための仕組み(ビジネスモデル)がないと行き当たりばったりな経営になります。なかには「そんなものはなくても上手くいっている!」と言う方もいるかもしれません。ただそれが「必然」なのか「たまたま」なのかで持続度は変わってきますよね。また、その仕組みを動かすお金(資本)がなければ、どんなに素晴らしいビジネスモデルがあっても実行することができません。そして、お金があってもビジネスモデルがあっても行動しなければ、それは単なる絵に書いた餅でしかありません。

これの3つの要素は、持続的な経営を行う上で一つとして欠けてはならない要素なのです。そして、事業計画書はこの3つの要素をバランスよく取り込みながら計画を立てるための重要なツールなのです。

<起業・事業を成功に導くための重要な3つのポイント>

そもそも事業計画書とは何か

世の中には事業計画書のフォーマットや、事業計画書の本や、経営戦略論の本が溢れています。それぞれ重きを置いている部分や特徴に違いはありますが、おおよそ6つの基本項目から成り立っています。これらの要素を盛り込む内容のものを作成することで、成功のための3つのポイントを取り込むことができます。

<事業計画書の構成>

事業の全体像 経営者のプロフィール、起業の背景、事業コンセプト、ミッション・ビジョン等

事業内容 事業ドメイン、販売する商品・サービスの詳細 等

事業戦略 ビジネスモデル、マーケティング戦略 等

収支計画 損益シミュレーション、返済計画 等

組織 人員計画、組織体制 等

行動計画 アクションプラン 等

おおくぼ
(行政書士)

これらの要素を盛り込み構築していくことで、3つの成功ポイントを上手く取り込むことができます。

事業計画書を作成することでできること

事業計画書を作成することは、起業・事業の成功を導くツールを作成することになります。なぜ、そのような効果を発揮できるのかというと、以下の行動を促すことになることが挙げられます。

自分の頭の中を整理し、強化することができる

起業を考えている方の多くはやりたいビジネスがあるはずです。それをどんな仕組みでやるか、つまりビジネスモデルが頭の中に描かれているはずです。それを書き出し整理することによって、改めて事業の強みや鍵となる部分を再確認したり、逆に不足している部分を発見することができます。

多くの起業家がしっかり考えている部分は事業計画書の事業内容事業戦略に偏っているのでは無いのでしょうか。全体を俯瞰することであなたの戦略を強化することができるはずです。

収支シミュレーションで今後の予測をする

描いている事業についての収入と支出の関係を予測することは、事業を持続させるためには必須です。そもそも資金は足りているのかを確認し、借入や増資の必要性を判断します。また、事業が軌道に乗るのがいつなのか(いくら売り上げがたち、それが実際に入金となるのか)の資金の流れを正確に把握してく必要があります。

計画が予定通りかを検証するため

立てた計画を振り返えり理由を知ることは大切です。よく「計画を立てたところで、計画通りにいくことなんてない」と言われてしまいますが、計画をそもそも立て、それを検証しなければそれすらもわからないはずです。場当たり的な経営は間違いなく、いつか足を救われる原因になります。

上手くいっている/上手くいっていない理由を明確にし、次につなげていくことは成功の近道です。本物の事業計画はこの検証する仕組みまで盛り込まれているのです。

起業予定のけいご

む、難しそうですが、正しい方法で事業計画を作り実行していくことが大事なんですね…!

事業計画書はあなたの起業の成功の鍵を握っている!?

事業計画書は仕組み(ビジネスモデル)お金行動の3要素が緻密に組み合わさって出来上がっているものです。ビジネスモデルとお金を切り離して計画し、根性論で実行するものとは違います。

ここまで読まれてもまだ「やっぱり事業計画書なんて絵に書いた餅では!?」と思われている方もいるかもしれません。(それは、筆者の文章力が足りないのが根本的な要因でしょう…。)

いまいち納得いかなかった方には、是非ともYoutube大学の講義を見ていただきたいです。この講義はすべてのスタートアップの起業家に見ていただきたい大事な要素がギュッと詰まっています。

おおくぼ
(行政書士)

起業家必見!オリエンタルラジオのあっちゃんが熱く語りますよ〜!!是非見ていただきたい内容です!

まとめ

以上、起業を成功に導く3つの要素とそれを実現するツールについてご説明致しました。事業計画書の作成は、起業前で準備の忙しい時に時間を取られることかもしれません。頭の中にすでに完璧なプランが出来上がっている!そう思われている方もいるかもしれません。例えそうであったとしても確認のためにも事業計画書を作成してください。それが成功に導くための近道になるでしょう。

ABOUT US

おおくぼあきこ行政書士
東京都行政書士会所属 行政書士(登録番号:20080167) クライアントの視点を第一に、明るい笑顔と前向きな心を大切に日々業務に取り組んでおります。 <経歴> 2011年 立教大学経営学部卒業 2011〜19年 都内の菓子メーカーにて営業職として勤務 2019年 都内の行政書士事務所にて勤務 2020年 行政書士登録 2020年8月 ネクステップ行政書士事務所 開業