会社印には、代表者印(丸印・実印)、角印、銀行印の3本セットを買うことが多いですが、いざ買おうと選び始めると様々な種類があって悩みまよね。一生一度の買い物だと思うと、耐久性は気になるし何より愛着の1セットにするためには素材もこだわりたいところです。本編では、印鑑の材質や大きさの選び方についてご説明いたします!
素材ごとの特徴の比較
<素材ごとのデザイン性、耐久性、価格の比較>

木材
木材の素材の特徴としては、まず他の素材と比較して価格が安いです。しかし、その分デザインのばらつきはありません。印鑑は彫刻面が欠けてしまうと機能しなくなりますが、木材は欠けにくく耐久性があるのも特徴です。木材はその品種各によって色も異なりますし、温もりが感じられる素材です。
こんな人におススメ リーズナブルな印鑑を求めている方。耐久性がある印鑑を求めている方。
牛角
牛角の素材の特徴としては、デザインにばらつきがあり“唯一無二”を感じられるところです。また特に、黒水牛に関しては、印鑑の中で最もポピュラーなものです。無難なものを選ばれたい方は、黒水牛がおすすめです。
また、牛角は色と模様が特徴的です。見た目も高級感を感じられるのではないでしょうか。個性をより出していきたい方は牛角がおすすめです。一方で、耐久性は木材よりはやや劣りますが使用している上で特に問題はありません。
こんな人におススメ 印鑑としてポピュラーなものを求めている人。デザインのばらつきがあるものを求めている人。
金属
金属の特徴としては、圧倒的にその耐久性の高さにあります。またスタイリッシュでプレミアムな見た目もカッコいいですよね。よく素材として使用されるチタンは、100年使用されることを目的として作られたと言われております。火災や水害にも強く、もちろん錆びません。捺印性がよいことも特徴の一つです。ただし、お値段はベーシックな木材や牛角と比較すると2倍〜3倍します。
こんな人におススメ 耐久性のあるものを求めている人。スタイリッシュなものを求めている人。
耐久性のあるスタイリッシュな印鑑でおすすめはコレ!

希少素材
希少素材のものには、象牙や琥珀、水晶等があります。個人印では様々なそざいのものが扱われておりますが、会社印のなかでも扱われているのが象牙です。印鑑素材のなかでも最高峰とされています。適度な重量感があるため印影が非常にきれいなのが特徴です。お値段も非常に高いものになります。
こんな人におすすめ こだわりの印鑑を求めている人
象牙の印鑑でおすすめはコレ!

大きさの選び方について
会社印には様々な大きさがありますが、代表社員(丸印・実印)は銀行印よりも大きくすることが多いようです。また、個人印の場合は、女性は男性よりも小さめのものを選ぶ傾向がありますが、会社印はあまり関係がないと言っていいでしょう。

(行政書士)
自分にとって押しやすいサイズを選ばれるとよいでしょう。
一般的な大きさ | おすすめサイズ | |
---|---|---|
代表社員(丸印・実印) | 16.5mm、18mm、21mm | 18mm、21mm |
角印 | 16.5mm、18mm、21mm | 16.5mm、18mm |
銀行印 | 15mm、18mm、21mm、24mm、27mm | 21mm、24mm |
書体の選び方について
主な書体についてご説明します。篆書体は会社の実印に最もオススメです。理由は判読が難しく偽装がされにくい書体です。また、吉相体は文字が連なっているので欠けにくく銀行印にオススメです。古印体は認印でよく使用されています。読みやすいので親しみが持てますね。
3本セットで発注される際には、篆書体か吉相体がよいでしょう。



まとめ
ここまで、素材別に見た印鑑の選び方を説明してきました。それぞれの素材によってデザイン性や耐久性、値段が変わることが分かりました。印鑑の中で最もポピュラーなのが、黒水牛です。彩華も耐久性にすぐれていて、ポピュラーで人気素材です。柘はリーズナブルな価格帯です。耐久性にこだわるならチタン、またとことんこだわるなら象牙をおすすめします。愛着の枠1セットを選んでください。
(行政書士)
印鑑は素材によってデザイン性や耐久性が変わってきます。もちろん値段も変わりますので、比較をしてみたいと思います。