起業の理想と現実!実際に起業して得られた“もの”は何?

起業家を聞いてまず連想するのは「頭の良い人」「意識高い系」「とにかくすごい人」という方もいるかもしれません。同時に「勇気のある人」という感想を持たれるのではないでしょうか。

実は、起業をする人の中で最も多い動機は「自由に仕事がしたかった」から。次に多いのが「収入を増やしたかった」からです。そして、実際にそれを実現されている方が多数!

テレワークが少しずつ普及しつつある現在、「自分の裁量で仕事できたらいいのに!」そう思い始めた方も多いのではないでしょうか。起業の理想と現実を見てみたいと思います。

本記事は日本政策金融公庫が発表された「2019年度起業と起業意識に関する調査」を引用しております。

起業家に聞いてみた!起業の動機、そして実際に始めてみた結果は!

起業予定のけいご

よしお先輩は事業も大成功して、従業員も今や10人!そもそもの、企業のきっかけはなんだったんですか

よしお社長

そうだな〜、やっぱり、家庭に向き合う時間が欲しかったことかな。サラリーマン時代は転勤もあったし。降格覚悟で辞令を断る勇気はなかったな

起業予定のけいご

そうなんですね。よしお社長は学生のときからアイディアマンでしたよね。もともと計画があったわけではないんですか?

よしお社長

実は、会社辞めようと思ってから、ケツに火がついたんだよな。笑

  • 起業の動機(三つまで複数回答)

出典元:2019年度起業と起業意識に関する調査(日本金融政策公庫)

2019年12月に発表された「2019年起業と起業意識に関する調査」(日本政策金融公庫総合研究所)によると、起業の動機で最も多いのは「自由に仕事がしたかった」からでした。なんと、59.1%の方が答えています。次に多かったのが、「収入を増やしたかったから」が39.0%、その次に持っている経験や資格を活かしたい、アイディアを試したいといった動機が続きます。

幸せの指標は価値観の多様化によって大きく変化してきました。高度経済成長期、そしてバブル崩壊からの長い不況のなか、1日の時間をどのように使って、どのような結果を出すのがベストかは人それぞれの価値観に委ねられるようになってきました。

“収入UP”や“自己実現の達成”等様々な理想の生き方を追求した結果の一つに、“起業”というスタイルがあるのかもしれません。

起業予定のけいご

え、意外!!みんながみんな、アイディアやスキルがあってそれをぶつけるために起業するわけではないんですね・・・

おおくぼ
(行政書士)

そうみたいですね。稼ぎたい!や自分の思うように仕事をしたい!といった、欲望そのままの動機が多いようですね。

起業予定のけいご

でも、そのように思っていても、結局死ぬ物狂いで働くことになって、結果が赤字廃業っていうんじゃ、ねえ・・・

  • 事業を始めてよかったこと(複数回答)

出典元:2019年度起業と起業意識に関する調査(日本金融政策公庫)

起業予定のけいご

ええ!結果も自由に仕事ができた人が54.1%もいるんですね!

よしお社長

まぁ、起業家の大先輩なんかは「始めは土日も睡眠時間もなくて当たり前!」ていう人も多いよなぁ。起業の“目標”が収入大幅UPとか上場の場合は当然かもしれないな。

おおくぼ
(行政書士)

当然、事業を継続させられなければなりませんが、価値観の多様化によって必ずしも、“成功=金儲け”ではなくなっているかもしれませんね。

現実に理想の働き方や収入を求めた結果、それを達成されている方が多くいらっしゃるのが分かります。そして何より、培ってきたスキルやアイディアを試した結果、充実感を得られていることもわかります。

一方で事業を行う上で全てが順風満帆というわけではなく、多くの方が課題を感じているのも事実です。まずは、「売り上げを安定的に確保しづらい」が44%、「満足いく代金や報酬を受け取れない」が35%、「病気や怪我になった場合の対応が難しい」が31.5%、とスタートアップ起業ならではの悩みも多く聞かれます。

おおくぼ
(行政書士)

当然、起業して誰しもが大成功!というわけではありません。リスクを低減させるために十分に準備をしてから起業に臨みましょう!

自己実現の一つに”起業“という手段はアリ

起業予定のけいご

そうは言っても、一人で起業するとなると何から何まで自分一人でやらないといけないわけだし。結局、“社畜”状態から抜け出せてなかったりして・・・

おおくぼ
(行政書士)

結局、仕事三昧・貧乏ひま無しでは意味ないですよね。もう一歩踏み込んで見てみましょう!

ぶっちゃけ業績は順調なの!?

  • 現在の採算状況

出典元:2019年度起業と起業意識に関する調査(日本金融政策公庫)

採算状況で黒字基調と答えた起業家は72.2%!現在の業況について良いと答えた企業家は63.7%!両方の指標ともに、「黒字・良い」が「赤字・悪い」を上回っています。

事実、5年未満に廃業する起業は15%と言われており、世間の起業に対するネガティブなイメージとは裏腹に、廃業率は意外と低いのが現状です。

仕事のやりがいはあるの?

  • 仕事のやりがいに関する満足度

出典元:2019年度起業と起業意識に関する調査(日本金融政策公庫)

起業家の22.5%が仕事のやりがいに満足をしています。やや満足が41.5%で合計で6割以上の起業家が現場に満足しています。その一方で不満に思っている方は6.4%です。

特に注目していただきたいのが、起業関心層との比較です。起業に関心あるけれども、まだできていない人と比較すると、圧倒的に満足できている人が多いのが現状です。「起業」に対してネガティブなイメージを持ちがちですが、“成功”している人が多いことが見て取れます。

ワークライフバランスに関する満足度

  • ワークライフバランスに関する満足度

出典元:2019年度起業と起業意識に関する調査(日本金融政策公庫)

起業予定のけいご

起業して9割以上の人が失敗して、どん底の人生を送っているかと勝手に思っていました・・・。家庭のある人なんかは、とっくに家庭崩壊していると・・・

よしお社長

ひどい偏見だな。そりゃ軌道にのる前は気苦労も多かったし、多少は走り回ったよ。今時の男子たるもの家事はできて当然、やっても褒められなくて当然。むしろ妻を褒め称えながら家庭円満を実現するものだよ。

起業予定のけいご

ひぃ〜〜〜〜!精進します!

まとめ

おおくぼ
(行政書士)

実際は、仕事も家庭も円満!という方が多いようですね。もともとの起業の動機が「自由な時間が欲しい!」というもので、それを達成している方が多い証拠ですね。

起業についての理想と現実を見てきました。誰しもがすごいスキルやアイディアがあって起業を試みるわけではないということ、意外と自由に働きたいと言った素直な気持ちが多いことがわかりました。実際にに起業してみての収入や働きがい、ワークライフバランスを総合した満足度において、「満足している」と答えた起業家はなんと半数以上!

どうでしょうか、「起業」がそんなに無理なゲームでないことが見えてきませんか・・・?

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行政書士
東京都行政書士会所属 行政書士(登録番号:20080167) クライアントの視点を第一に、明るい笑顔と前向きな心を大切に日々業務に取り組んでおります。 <経歴> 2011年 立教大学経営学部卒業 2011〜19年 都内の菓子メーカーにて営業職として勤務 2019年 都内の行政書士事務所にて勤務 2020年 行政書士登録 2020年8月 ネクステップ行政書士事務所 開業